路線バス伊那本線 平日始発・最終4便廃止へ

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一部減便する3市町村縦断路線バス「伊那本線」

伊那市、箕輪町、南箕輪村の3市町村で構成する伊那地域定住自立圏連絡協議会は26日、自立圏の取り組みとして4月から運行する3市町村縦断路線バス「伊那本線」について運行内容の見直しを検討した。1便当たりの利用者が1人を割り込み低迷する平日の始発と最終の計4便を廃止すると決めた。早朝と夕方の部活動を行う高校生に対応したダイヤだったが、今後も利用増加は見込めず、ほかの便で対応できると判断した。

伊那本線は伊那市西春近赤木を南端として、伊那中央病院や南箕輪村役場を経由して箕輪町大出で折り返す片道約25キロ。スーパーや高校近くも通るルート設定で、平日9往復(計18便)、土日・祝日は3往復(計6便)している。

廃止する始発と最終便は、箕輪町大出を午前5時47分と午後7時7分発、逆方向は伊那営業所(伊那市)を午前6時、赤木を午後7時16分に発車する各便。運行事業者と協議調整を行った後、年度内に変更手続きを終える予定だ。

伊那本線の利用状況をみると、10月の利用者数は4月と比べて36%増加。1便当たりは3・55人で徐々にだが上向いている。一方、始発と最終各便の利用者は0・08人~0・79人と低迷。6月から7月にかけて沿線にある高校5校の生徒2823人に試乗券を配って促進も図ったが、133人の乗車に留まり、その後の利用にもつながらなかった。

3市町村長らが出席した協議会では、伊那本線運行による一定の効果も示されたが、始発便と最終便の廃止は「やむを得ない」などとした。

伊那本線のそのほかの便や同じく定住自立圏で運行する伊那市街地循環バス内回りは、従来通りの内容で運行を継続する。協議会は高齢者の足としての利用促進などについて意見も挙がり、今後は施設面やサービス面などの調査検討に合わせて利用に向けた周知も図っていく。

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