「汽車土瓶ものがたり」限定発売 岡谷蚕糸博物館

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かつて駅弁とともに販売されていた信楽焼(しがらきやき)のお茶容器「汽車土瓶」と、岡谷市内の老舗菓子店が作るシルクパウダー入りの菓子などを詰め合わせた特別セット「汽車土瓶ものがたり」が21日から、岡谷蚕糸博物館で200個限定で発売される。商品のキーワードは”シルク岡谷”。土瓶や菓子など、それぞれにまつわる「絹の物語」をワンセットに詰め込んで、岡谷の歴史と魅力を発信していく。

「汽車土瓶ものがたり」は、企業経営者や技術者OBらでつくる「あってもいいな夢工場」(花岡潤代表)が発案し、市内の企業、和菓子店、桑の葉茶製造販売店などが協力して商品化した。

メーンの「汽車土瓶」は信楽焼で、滋賀県の障害児入所施設・県立信楽学園が復刻、生産している品。製糸業における信楽焼と岡谷の結び付きは深く、かつて全国シェアの約7割を占めた増澤商店(現・岡谷市創業)製の「増澤式多条繰糸機(たじょうそうしき)」には、複雑な構造を持つ信楽焼の大きな繰糸鍋が組み込まれ、繰糸の性能と技術を下支えしたという。セットの「汽車土瓶」は、こうした歴史を踏まえて特別に蚕糸博物館のロゴマークを印刷してある。

詰め合わせた菓子は、「まゆ菓子の店」を掲げる和菓子の老舗・精良軒(岡谷市本町)が手掛ける繭の形をしたシルクパウダー入りのもなか「結い」と、欧風せんべい「糸街(いとまち)」。健康食品を手掛けるリーベ(同市長地権現町)の桑の葉茶「桑の葉めぐみ」のスティックパウダーも入れた。

セットを企画した花岡代表は「懐かしの汽車土瓶を会話の糸口にして、”シルク岡谷”の今昔をひもとき、学んだり、楽しめる内容になった」。同博物館の高林千幸館長は「私自身も汽車土瓶を使った世代でとても懐かしい。岡谷が世界に誇った製糸産業の歴史と、現代の味な魅力を楽しんでもらえれば」と話していた。

「汽車土瓶ものがたり」は1箱2916円(内税)。土瓶のみの販売は行わない。問い合わせは同博物館(電話0266・23・3489)へ。

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