中低山・高原でアウトドア 伊那谷連携会議

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山頂から中央アルプスや伊那谷の景色が一望できる陣馬形山(中川村)。上伊那地方の中低山・高原でアウトドアや自然体験の振興を目指していく

県上伊那地域振興局は、上伊那地方の中低山・高原でアウトドアや自然体験を推進しようと、地域のアウトドア事業者や観光、商工団体、市町村などと「伊那谷アウトドア・自然体験推進連携会議」を立ち上げる。「リニア時代」も見据え、伊那谷の雄大な自然や景観を満喫しながら、体を動かしたり野外活動を楽しんだりできるフィールドやメニューを官民連携で増やし、地域振興や交流人口の拡大を目指す。

伊那商工会議所が特別委員会を設けて魅力の発掘を進める入笠山や鹿嶺高原、絶景自慢の陣馬形山、萱野高原、大城山のほか、宮田高原、駒ケ根高原、大芝高原などの活用を想定。カヌー愛好者らでにぎわう美和ダム湖なども含める予定で、複数の場所が県立自然公園内に位置する。

伊那谷でアウトドア産業に携わる関係者らが昨年6月に発足させた「南信州アウトドア協議会」のほか、上伊那観光連盟、商工会議所、商工会連合会支部、運輸、観光事業者らで構成し、3月12日に初会合を開く。農協などにも参加を要請しており、「食」との連携や、訪れた人の滞在時間や宿泊を増やす方策も検討していく方針だ。

同協議会代表で、駒ケ根市でアウトドアショップを経営する木下啓さんは「グリーンシーズンはいくらでもフィールドがあり、スノースポーツも開拓していけば魅力あるものが提供できる」と、「伊那谷アウトドア」の可能性について説明。一方で、アウトドアを中心とした誘客合戦は激化しているとし、「地域が連携し、企画や戦略、システムをしっかりと構築して取り組む必要がある」とする。

振興局によると、県調査に基づく2016年の上伊那地域の中低山・高原利用者数は延べ197万人。二つのアルプスとともにこれらの魅力を高め、22年には5%増の207万人にしたい考えだ。環境課は「地域にはアウトドア振興に意欲のある方が多く、市町村なども中低山・高原の活用に力を入れている。横のつながりを強め、保護の観点も大事にしながら推進方策を考えたい」としている。

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