湊の市有地を民間に売却 岡谷市が方針

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民間へ売却する方針が示された岡谷市の湊廃川敷地

岡谷市は5日の市議会3月定例会一般質問で、同市湊の諏訪湖畔にある市有地「廃川敷地」を民間に売却する方針を明らかにした。商業施設と宅地として開発することに地元の同意が得られたためと説明。敷地の売却に向けた調査費用などを盛った今年度一般会計補正予算案を開会中の市議会に追加提出する。小松壮氏の質問に答えた。

市によると、廃川敷地はみなと保育園の南側にあり、面積は2009年に市に寄付された隣接地と合わせて約1万1200平方メートル。県道岡谷茅野線の建設時に諏訪湖を埋め立てた際にできた土地で、市は岡谷南高校と岡谷技術専門校の敷地と交換する形で県から取得したという。

市は地域の活性化につながる土地利用を模索し、市民による研究会を設置。05年に提言を得たが、長引く不況や財政状況から大きな投資を伴う事業化は難しい状況となり、具体化には至らなかった。その後、06年豪雨災害の災害復旧工事の土砂置き場として使用。災害復旧が一区切りした後の13年に宅地造成する案を示したが、商業施設など複合的な活用を求める声が多く、協議は進んでいなかった。

こうした中、16年に民間事業者から商業施設の開発が提案されたため、地元に情報を提供。地元では商業施設の出店に期待する意見が多い一方、宅地造成を求める意見もあり、市は宅地造成を含めた案を検討し提案。今年2月に湊行政協議会議長、小坂、花岡両区長連名で具体的な開発を進めることについて同意することが報告された。

市は地元の意向が確認されたことを受けて「売却に必要な調査に着手していく」(岩垂俊男企画政策部長)と表明。敷地内には水路や一部下水道施設もあるため、測量を行って民間の活用が可能な面積を確定。土壌調査や不動産鑑定も行う予定だ。具体的な売却の方法については「一連の調査結果を踏まえて検討していきたい」とした。

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