県消防防災ヘリが訓練再開

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訓練で相澤病院(松本市)のヘリポートに降り立つ県消防防災ヘリ

県消防防災ヘリの運航再開に向けて、県は7日、飛行訓練を再開した。民間の航空会社から借り上げた機体に民間から派遣された操縦士が乗り込み、地理や地形を習熟するため白馬方面を飛んだ。病院のヘリポートで消防隊員が傷病者の引き継ぎも訓練した。

事故を受けての安全対策として、操縦士と副操縦士2人のダブルパイロットで運航し、GPS装置や機内カメラを搭載。県消防の操縦士1人、消防隊の隊長と副隊長、安全運航管理幹が同乗した。

ヘリは午前10時に松本空港を飛び立ち、白馬方面を飛行。長野市の長野赤十字病院と松本市の相澤病院のヘリポートを経由して、正午ごろに松本空港に帰着した。相澤病院ではヘリからストレッチャーを降ろして、病院側に引き継ぐ手順も確認した。無線の運用や隊員同士の意思疎通の訓練にも取り組んだ。

訓練後、水崎厚史消防隊長は「天候に恵まれて目的を達成できた。ダブルパイロットは安心できる」と振り返り、「訓練はスタートしたばかり。やるべきことを一歩一歩確かめながら進めたい」と気を引き締めていた。

今後は、県内各地で山岳や地理に習熟するための訓練や、諏訪湖での給水も含む消火活動訓練を、いずれも10回程度行う予定。春の山火事シーズンの運航再開をめどとしている。

ヘリを操縦した福田義久操縦士は、業務で本格的に長野県内を飛行するのは初めてで、「(山岳の)景色は素晴らしいが、飛ぶとなると、標高が高く険しく、厳しい環境」と感想を話した。一方、隊員たちとは「十分にコミュニケーションを取れた」といい、「開けた航空隊を目指したい」と語った。

成山誠安全運航管理幹は操縦士と副操縦士の連携を評価し、「思ったより前に進むのが早いのではないか。焦らず、安全着実に、なるべく速やかに県民の期待に応えられる隊をつくりたい」と意気込んだ。

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