諏訪地方6市町村ふるさと納税 寄付額軒並み増加

LINEで送る
Pocket

応援したい自治体に寄付する「ふるさと納税」(ふるさと寄付金)の制度で、諏訪地方6市町村の2015年度の寄付額がいずれも前年度を上回ったことが分かった。寄付者への返礼品充実が主因。総務省は豪華すぎる返礼品は本来の趣旨に反するとして送付を控えるよう全国の自治体に通達しているが、諏訪地域の自治体は「抵触していない」との見解だ。

6市町村の中では、諏訪市の寄付額が前年度比88・7倍の4億5723万円(1664件)と突出した。市は15年9月から、セイコーブランドの高級腕時計や地場産品など返礼品を大幅に増加(15年度末で114種類)したのが大きいと分析。全国のふるさと寄付の返礼品を紹介するポータルサイトで期間限定で諏訪市の特集を掲載したのも要因の一つとみる。

他の市町村も軒並み増加し、岡谷市は前年度比17倍の6083万円。茅野市は寄付件数が37件から103件に増え、15年度から返礼品を送り始めた下諏訪町は16件から34件に倍増した。

好調な寄付を維持するかが課題で、各市町村は寄付額アップに知恵を絞る。原村は今年度、手続きの簡素化へインターネット上の公金決済システムに登録してクレジットカードでの決済を可能にする計画だ。

全国的に寄付金欲しさの「返礼品合戦」との指摘がある中、総務省は今年度に入り、商品券など換金性が高かったり、電子機器や貴金属など資産価値が高かったりする品物を返礼しないよう通知している。これに対し、茅野市は「通達内容に抵触する物品は扱っていない」、富士見町は「あくまでお礼の範囲で行っている」などとする。

市町村は返礼品を通して地元の特長をアピールしたいと強調。諏訪市の返礼品には高級腕時計など高額品もあるが、「市に縁のない家電などは送っていない。返礼品は市の特色である『ものづくり』を発信するツール。腕時計などは返礼品として継続したい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP