「瑞宝太鼓」記録映画製作を支援する会が発足

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知的障がい者の太鼓団体の記録映画製作を支援する会の会合であいさつする渡辺芳紀会長。

知的障がい者の和太鼓プロ集団「瑞宝太鼓」(長崎県雲仙市)が2017年10月にフランスで披露した演奏などを収録する記録映画「世界の空に響け!―困難な存在の日々からの旅立ち」の製作に協力しようと、諏訪地域の有志が12日夜、支援する会を発足させた。障がいの有無に関わらず誰もが尊重して暮らす共生社会を広める目的。資金集めのチャリティーコンサートを7月29日に下諏訪総合文化センターで計画している。

瑞宝太鼓は17年10月下旬、仏・ナント市で開かれた日仏の障がい者文化芸術交流事業「ジャパン×ナントプロジェクト」に出演した。記録映画はその様子を中心に描かれ、18年秋の公開を予定している。製作総指揮は細川佳代子さん、監督は小栗謙一監督が務める。

瑞宝太鼓は、雲仙市の地域社会で周囲の協力を得ながら自立して暮らすグループ。11年製作の映画「幸せの太鼓を響かせて」では、プロの和太鼓集団に成長する姿が紹介され、感動を呼んだ。

支援する会は、知的障がいのある少年の日々を追ったドキュメンタリー「able」(エイブル)の上映を契機に、長野冬季スペシャルオリンピックス支援、「ホストタウン」「ビリーブ」といった映画上映会に携わった人でつくる。11年には瑞宝太鼓を諏訪市に招いて演奏会と映画上映会を開いている。今回の団体名は「諏訪『able』を支援する会」と名付けた。

チャリティーコンサートはドイツ在住のチェロ奏者、水谷川優子さんと夫でバイオリン奏者のマーク・ゴトーニさん、ピアノ奏者の黒田亜樹さんが出演する予定。水谷川さんは16年の諏訪大社御柱祭で諏訪地方を訪れた縁もあり、演奏会を開くことになったという。詳細の内容は今後詰める。

同日の会合は岡谷市のライフプラザマリオで開き、約20人が出席してコンサート概要などを確認した。三笠宮崇仁親王の長女で同映画製作委員会代表の近衛甯子さんも来訪。近衛さんは取材に「助け合ってみんなが幸せに暮らせる社会をつくりたい」と話した。会長に選ばれた渡辺芳紀さん(76)=諏訪市湖岸通り=は「障がい者が地域に溶け込んで暮らせることにつながれば」と述べた。

支援する会は映画製作のための寄付金を5月末まで受け付けている。問い合わせは事務局のライフプラザマリオ(電話0266・28・8740)へ。

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