2018年3月23日付

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朝の通勤途中。小学校1、2年生ぐらいだろうか。道路沿いの歩道で、ぴょんぴょんと飛び跳ねている。何をしているのかと思ったら、車が通り過ぎる時にできる影を踏まないよう縄跳びのように跳び越していたのである。子どもらしい遊びに思わず目を細めた▼保育園や幼稚園では卒園式を迎え、多くの子が4月から小学生の仲間入りをする。父母らが送り迎えをしていた子たちも歩いて学校へ通うことになる。友だちとの登校も楽しい時間だろう。心配されるのは交通事故である▼警察庁が過去5年間の小学生の歩行中の事故を分析したところ、1年生の死亡者数が6年生の8倍に上ったという。1年生は交通ルールに慣れていない上、行動範囲が広がる。これからの時期、ドライバーには一層の安全運転が求められる▼米国では公道で試験走行をしていた自動運転の車が道路を歩いて横断していた女性をはねる事故を起こしたと報じられた。女性は死亡したという。女性が突然飛び出してきたため回避が難しかった可能性があるという報道もあるが、詳しい事故原因は分かっていない▼かつて自動車教習所で「かもしれない運転」ということを教わった。常に危険を予測しながら運転することである。車の安全性能が高まっても補いきれない部分がある。特に子どもの行動は予測が難しいもの。機械を過信せず、人間らしい「思いやり」で事故を防ぎたい。

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