2018年03月28日付

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自民党法務部会が成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案を了承し、にわかに成人年齢の引き下げが現実味を帯びてきた。男女とも結婚できる年齢を18歳とし、18~19歳でも親の同意なくクレジットカードをつくれるが、飲酒や喫煙、公営ギャンブルの禁止年齢はこれまで通り20歳未満に据え置かれるようだ▼各国における「成年」は一定年齢を基準に法的に定義されるところが多く、国や地域によって18~21歳とばらつきがある。中には14歳とかなり低い地域もあるようで、文化や生活習慣の違いから成人への考え方も異なってくる▼奈良時代以降の日本では成人を示す「元服」という儀式があった。「元」は首(頭)、「服」は着用を示し、「頭に冠をつける」という意味だそうだ。男性は数え年で12~16歳、女性は結婚と同時、あるいは未婚でも18~20歳がその年齢とされていた▼現在の成人式は、1946年に埼玉県北足立郡蕨町(現蕨市)で行われた「青年祭」がルーツだという。これが「成年式」として全国に広まり、今の成人式になったようで、時代とともに成人に対する意識は変化している▼人には体も心も、それぞれの成長スピードがあって、ひとくくりに「何歳から大人」というは難しいのだろう。大人になりきれていない大人、逆に大人じみた子どももいる。そういう自分も社会的な大人の役割を果たせているかはなはだ疑問だ。

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