伊那市議選 定数と同じ21人表明

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任期満了に伴う伊那市議選は15日の告示(22日投開票)まで、2週間に迫った。これまでに出馬の意向を表明しているのは、現職12人、元職1人、新人8人の計21人で定数と同数。3月20日の立候補届け出手続き説明会に出席した1派は出馬を見送る考えを固めており、ほかに表立った動きはない。選挙戦になるか不透明な情勢だが、各陣営は臨戦態勢で支持拡大を図る。

定数を4上回った前回選とは一転、日増しに無投票の可能性も高まる展開。現職の1人は、前回2人だった引退が9人(うち1人は市長選出馬で既に辞職)に増えたことを低調な要因に挙げる。

ある新人は「立候補予定者の顔触れをみると、後継だったり組織があったりと、盤石な人たちばかり。そこに割って出馬するのはかなり難しい」と指摘する。前回3人出馬した30代は現時点で1人にとどまっており、40代も1人。複数の候補は、報酬を含めた市議の魅力不足や国政をはじめとした政治不信が市議選の出馬動向にも影響を及ぼしているとも分析する。

引退者の後継選びでは、名前は挙がっても具体化せずに難航する地区も。住民からは「60代前後の適齢な人たちも仕事を続けていたり、家族の理解などでなかなか難しい部分がある。かつては地域のためにという空気も強かったが、関心が低くなっていることもある」といった声も聞かれる。

同市議選では市町村合併の新市発足による2006年からの3回の選挙はすべて選挙戦に突入しており、旧伊那市に限れば1選挙区制となった1967年以降、無投票はない。今回も最終的には選挙戦になるとの見方も根強く、各陣営は「投票で信任されるのと、無投票で議員になるのでは大きく違う。しっかりと選挙をして当選したい」と手綱を締める。

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