下諏訪の土蔵「七曜星社蔵」 改修工事終わる

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改修を終えた明治時代に建てられた七曜星社蔵

下諏訪町が「七曜星社蔵」と名付けた旧中山道沿いの土蔵の改修工事が終わった。町内で製糸業が栄えた明治時代の建物で、往時の雰囲気を伝える建造物。製糸関連の史料などを展示し、4月下旬からまち歩きの立ち寄り場所として利用を始める。

同町御田町に建ち、かわらぶきの屋根に、しっくいの白壁で覆われたどっしりとした造り。内部の1階と2階を結ぶ階段は箱型のたんすを重ねた「箱階段」と呼ばれる構造になっている。延べ床面積は32平方メートル。天井には「明治二十七年」(1894年)と記された墨書が残る。

所有していた武藤工業(本社東京都)の持ち物だったが、町に建物と土地を寄付した。蔵を建てた製糸業を営んでいた井上善次郎氏の会社名「七曜星社」から命名。町が約1200万円をかけて改修した。

改修でしっくいを塗り直し、なまこ壁の白と黒をくっきりと再現した。内部は保護塗料を塗り、新たに照明を取り付けた。周辺に砂利を敷き詰めて飛び石を置いた。今後、製糸の道具や製糸業が盛んだった当時の写真などを展示する。ベンチを置いてまち歩きをする観光客の休憩所として使ってもらう。

3月30日に完成検査をした青木悟町長は「貴重な寄付をいただき、無事に改修ができた。多くの観光客に喜んでもらえる施設にしていく」と話した。

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