保科正之公の功績に触れる 伊那で学習会

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保科正之について講演する北原会長(左)

保科正之について講演する北原会長(左)

伊那市伊那図書館は4月30日、学習会「保科正之公を学ぶ」の1回目を開いた。高遠郷土研究会の北原紀孝会長が正之の功績や高遠藩に来るまでの経過、育った環境などを解説した。

北原会長は正之が江戸で施策した玉川上水の開削を「多摩川上流から47キロの水路を引いた大事業。武蔵野にいくつも集落ができ、江戸の人口が増えてもいいようにした」と述べた。

明暦の大火への対応を「反対されたが浅草の米蔵を開放し、消火と腹を満たす両面を処置した。都市計画で道幅を広くし、防火帯を作った。隅田川に回向院という寺を造り、犠牲者を祭った」とした。

高遠藩から山形藩、会津藩に転封した経緯を「兄の(3代将軍徳川)家光に信頼され、3万3000石から20万石、25万石と出世した。この時代に7倍も出世したのは彼しかいない」と話した。

誕生のエピソードを「(家光の乳母だった)春日の局の面倒を見ていた女中のお静が2代将軍の秀忠に見初められた。正室の子どもでなかったので、逃げるように生活した」と解説した。

正之が初代会津藩主を務めた福島県会津若松市との親善交流企画。2回目を7日、3回目を15日に開く。参加無料。事前申し込みが必要。問い合わせは同図書館(電話0265・73・2222)へ。

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