茅野市みどりケ丘保 統廃合議論こう着状態

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みどりケ丘保育園のあり方を話し合う委員たち=17日、宮川地区コミュニティセンター

茅野市が統廃合(閉園)を検討する「みどりケ丘保育園」(宮川)のあり方を話し合う検討委員会は17日夜、第5回会合を同市宮川の宮川地区コミュニティセンターで開いた。委員会が発足した昨年7月以降、保育園の統廃合で保育の質を確保したい市と、存続を求める委員の主張が平行線の構図は変わっておらず、解決の糸口が見いだせないままこう着状態が続いている。

同園は市が昨年3月に策定した保育園管理計画で、笹原保育園(湖東)とともに統廃合の対象になった。税収減や保育士不足、子育て支援拡充に伴う保育料収入の減少などを踏まえ、人材と施設を集約して多様な保育ニーズに応える体制を整えるのが目的。保育料の値上げなど市民負担の増加を防ぐ狙いもある。

市は当初、みどりケ丘保育園を2021年度、笹原保育園を23年度に閉園すると発表。しかし、両園の保護者や地元区から反対意見が続出したため計画を修正し、委員会を設置して協議した後、20年度までに「計画変更」を含めて結論を出すとした。他方、計画は今も両園の統廃合目標を23年度としている。

みどりケ丘保育園の検討委員会は宮川地区の区長会、関係区、保護者会、民生児童委員の代表者など約20人で構成。初年度に課題を整理し、今年度は解決策を進め、19年度の中間報告を経て20年度に市長提言を行うとしていた。

しかし、委員会の関係区や保護者会は統廃合反対や保育園存続の立場を決めて参加しており、市側も「統廃合ありきではない」としながら存続に向けた選択肢は示していない。委員からは「不安が増すばかり。早く結論を出して」との声が出ている。

17日も委員から「(保育園を残すことを)もっと検討してほしい」と要望が出た。一方、女性委員からは「福祉施設などに活用できるよう各園をリノベーション(大規模改修)して園児数が減った段階で統廃合を検討してはどうか。市民みんなが納得できる方向にまとめてほしい」といった提案もあった。

渡辺修委員長は閉会後の取材に「しっかり意見を聞いていかなければいけない。今は時間が必要だ。(市と地元が)それぞれが共存している現実を分からない限り寄り添うことはできない。宮川全体として考える必要もあると思う」と述べた。市は同地区区長会に経過を報告するほか、保護者からも意見を聞く方針だ。次回は8月24日に開く予定。

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