茅野市消防団ポンプ操法大会 団員負担軽減へ

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茅野市消防団の市ポンプ操法大会で今年から小型ポンプの種目に分団単位のチーム編成で臨む米沢分団

茅野市消防団(足立孝幸団長)は、今年度の市ポンプ操法大会(6月17日)から、従来の部編成チームだけでなく、分団単位のチーム編成ができるようにした。柔軟なチーム編成を導入することで団員の負担を軽減し、若者の入団促進にもつなげたい考えだ。これまでは部単位のチームが各分団の大会を勝ち抜き、市の大会に出場する仕組みだった。今年は米沢分団と泉野分団が小型ポンプの種目に分団チームを採用する。

操法大会に向けた訓練は5月上旬から本格化し、1カ月半~2カ月におよぶ。操法の早朝訓練の「過酷さ」などから入団をためらう人もいるという。部を超えてチーム編成することで選手やサポートメンバーが減り、参加日数などで負担軽減が見込める。

米沢分団では、これまで小型ポンプ操法に部単位で3チームが出場していたが、今年から部ごとの「輪番制」を採用し、今回は第四部(塩沢)が出場する。正者穂高さん(35)は3番員として出場。「操法大会はやりたい人ならいいが勤務状況などできつい人もいると思う」と新基準を歓迎。西村健一部長(32)は「サポートメンバーは毎朝出る必要が減り、負担軽減につながっている。若い人も入団しやすくなる」とする一方で「部として大会に出場しない場合、モチベーションをどう保つか」と複雑な心境も話した。

泉野分団では、小型ポンプ操法に部単位の3チームから選手を募る「選抜制」1チームにしぼる。平澤裕介主将(29)は「(部が違うので)チーム内のコミュニケーションに不安があったが思ったより話し合いができている。他の部の経験者から技術を詳しく教えてもらえることもいいこと」と話した。

笹岡隆志・米沢分団長(59)は「(部をまたぐことで)以前より分団とし てのまとまりは出てきたのでは」と手応えを感じる。小林安正・泉野分団長(58)は「大会に 出る選手が減るので操法を覚える 機会を別につくっていきたい」と課題も話した。

消防団事務局の茅野消防署によると、市消防団は10分団65部で組織。ポンプ操法は団員の士気と結束力を高め、消火技術の向上を図る目的で開き、今年で59回目。ホースをつないで標的に向けて放水し、初期消火の動作の素早さや操作の正確さ、規律の高さを競う。

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