匿名寄付金で3施設へ絵本の贈り物 諏訪市

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善意で購入した絵本を各施設に振り分ける市職員ら

諏訪市は4日、匿名者から昨年末に寄付された3万円で絵本を20冊購入し、市児童センターなどの市施設に届けた。昨年12月25日に市役所社会福祉課宛てに送られてきた善意で、同封の手紙には「母子家庭の女子へのプレゼントです」などと書かれ、約60年前に市から援助を受けたお礼としたためられていた。市職員らはこの日、母子家庭を含む幅広い親子が利用する市施設3カ所に絵本を届けた。

送られた封筒は県外の消印で、手紙には約60年前に家庭の経済状況が厳しかったことや、「年末になると市からお餅が届きました。その餅は見知らぬ方が、『困っている家庭に』と市を通して贈っていただいたものでした」などと記されていた。「この僅(わず)かばかりのお金は、その方への六十余年後のお礼です。少額ですがお役に立てれば幸いです」と感謝の気持ちが書かれていた。

市こども課は市内の一人親家庭でつくる「ひとり親すわっ子会」などと相談し、幼児向けの絵本20冊を準備した。この日は市こども課の職員や、同会の古屋道代会長(75)=市小和田=ら4人が市役所で用意した絵本を各施設に届けるため振り分けた。

配備施設は市児童センターに2冊、市ふれあいの家に12冊、市民課などの市役所窓口に絵本6冊。

市こども課の守屋和則課長は「善意がこのような形で贈られたことは温かさを感じ、大変感謝している」、古屋会長は「なるべく大勢の方に手に触れて、目に触れてもらい、長い間楽しんでいただけたら幸い」と話していた。

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