19年度内解体へ準備 霧ケ峰の旧信濃山荘

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諏訪市が2019年度内の解体に向けて準備する考えを示した旧信濃山荘

諏訪市の金子ゆかり市長は11日の市議会6月定例会代表質問で、同市の霧ケ峰強清水の市有地に建つ旧信濃山荘について、2019年度内の解体に向けて準備する考えを明らかにした。市が現時点で約3000万~5000万円を見込んでいる解体費用は原則市が負担する計画だが、金子市長は「解体費用を軽減する方法を検討する」と述べた。宮下和昭氏(創生すわ)の質問に答弁した。

市によると、同山荘は1972年建設で83年に増築した。鉄骨造地上2階地下1階で延べ床面積は約1160平方メートル。金子市長は「債権者不在のため、回収の見込みがない支出を行うことに対する市民の理解が(得られるかが)最大の課題だが、議会などから除却を望む声をいただいている」などとして市負担で解体することを判断した―と説明した。

市によると、同山荘は1999年に相手方と、建物の所有権を放棄し、更地にして市に返す内容の土地明け渡し合意書を取り交わしたが、すでに法人が解散し、清算人も亡くなっている。合意書には相手方が解体できない場合、市が代行できることが明記されているという。市は今年度、アスベスト(石綿)の有無を含む建物の調査などをする予定だ。

霧ケ峰に建つ旧ホテル・旅館は老朽化に伴う景観面、安全面の問題が指摘されている。金子市長は取材に「魅力ある霧ケ峰にするためにどこかで決断しないといけない」と述べた。

霧ケ峰の市有地に建つ旧ホテル・旅館の建物3件のうち、残る2件についての対応は「未定」(市財政課)としている。

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