2018年06月14日付

LINEで送る
Pocket

21日に開会する県議会6月定例会は、現在の議場で初めての定例会が開かれてから50年の節目となると聞き、当時を伝える資料をいくつかひもといてみた▼県発行の「長野県政史」によると、以前の県庁舎と議事堂は1913~14(大正2~3)年築の斬新なルネサンス式だったが、老朽化した上、第2次大戦後の行政機構の多様化で事務量が増大して手狭になった▼県庁舎の新築に当たっては、県中央部への移転を求める松本市など中南信の市町村と、長野市を中心とする北信の市町村とで綱引きをしたようだが、信濃史学会「長野県民の戦後60年史」によると「県会へ一任」し、「一八九一年や一九四八年にみられたような激しい運動がおこる前に和解」。現議会棟は県庁舎の新築に伴って68(昭和43)年5月に完成した▼7月に行われた新議場での初の定例会は豪雨災害に遭った東筑摩郡の復旧費用を盛り込んだ補正予算などを審議した。県の広報紙で同月の紙面を見ると、近く霧ケ峰有料道路が開通することや駒ケ根市の知的障害者総合援護施設「西駒郷」が開所することも告知している▼新県庁舎完成を報じる5月の紙面にさかのぼると、議場について、「県民の県政に対する関心が深く団体等の短時間の傍聴も多い」と誇らしげだ。現代にはネットも中継もある。議会事務局によると特にセレモニーなどは計画していないとのことだが、ぜひ傍聴を。

おすすめ情報

PAGE TOP