故横澤さんと生前約束 根津さん「二人展」

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「夢宙紘園」の記念館で開幕した二人展

富士見町立沢にある諏訪マタニティークリニック(下諏訪町)の保養施設「夢宙紘園(むちゅうこうえん)」記念館で24日、今年2月に83歳で他界した塩尻市出身の彫刻家・横澤英一さんと、同クリニックの根津八紘院長(76)の作品を集めた「二人展」が始まった。根津院長が、生前の横澤さんとの約束を実現させた作品展。横澤さんの遺作彫刻作品11点、根津院長の書画20点を展示した。7月1日まで。

二人は松本深志高校の卒業生で、横澤さんが8年先輩だが、ともに在学中は美術部に所属した。根津院長が病院の寮に設置する美術品制作を、諏訪市内にアトリエを構える横澤さんに依頼したのを機に交流が始まった。その後、諏訪市が計画を中止したJR上諏訪駅西口公園に設置予定だった横澤さんの作品を根津院長が引き取り、親交はさらに深まったという。

昨年12月、夢宙紘園で初の二人展を開催した際、2人は「今度は来年の花の咲く時期に野外で二人展を開こう」と約束。しかし夢かなわず横澤さんが他界したため、根津院長が遺志を継ぎ、2度目の二人展を開くことにした。

初日はオープニングセレモニーを開催。記念館前の庭で桂聡子さんと臼井文代さんによるフルートとピアノの演奏が行われた。計画中止で引き取った作品を中心に横澤作品約30点を設置する夢宙紘園敷地内の一角は「横澤英一石彫苑」と名づけられ、同日、石碑が公開された。

根津院長は「夢宙紘園と横澤さんは切っても切れない縁がある。作品を見て語り合ってくれれば喜ぶと思う」と話していた。横澤さんの長男・徹平さん(51)=東京都=も出席し、「父は楽しみにしながら志半ばで他界した。二人展の開催は父も喜んでいると思う」と語った。

開館時間は午前10時~午後4時。入館無料。問い合わせはスマート企画(電話0266・28・7720)へ。

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