諏訪地方初確認松くい虫 被害木以外すべて陰性

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岡谷市は7日、同市内山の山林で枯れたアカマツからマツノザイセンチュウが検出され、松くい虫被害が確認されたことを受け、周辺で見つかった枯れたアカマツ10本の鑑定を行った結果、マツノザイセンチュウは検出されなかったと発表した。被害の拡大は防いだ形だが、市は市内で初めて松くい虫被害が確認されたことを重視。引き続き監視を強め、早期発見・早期駆除に努める方針だ。

市は被害の発生を受けて、マツノザイセンチュウを媒介するマツノマダラカミキリが飛び回る範囲とされる被害木周辺の半径約2キロで調査を実施し、枯れたアカマツ7本を発見。その後、新たに見つかったアカマツ3本を合わせた10本から検体を採取し、県に鑑定を依頼した。

その結果、県諏訪地域振興局による1次鑑定で10本のうち4本の検体から何らかのセンチュウが検出されたが、県林業総合センター(塩尻市)による2次鑑定で陰性と判定された。

市農林水産課によると、枯れた原因ははっきりしないが、2016年の雨氷の影響や松くい虫以外の病気とみられるという。

マツノマダラカミキリは標高800メートル以上では繁殖しにくいとされていたが、今回被害が見つかった山林は標高990メートル付近。幹線道路沿いで車によって運ばれたりした可能性があるという。

同課は「ほっとしたが、岡谷市は被害地域と近接しており、安心はできない。引き続き松林監視員を中心に監視を強化し、昆虫誘因器を使った調査や随時鑑定を行うなどして早期発見・早期駆除に努める」としている。

26日には林業関係団体などを対象にした松くい虫防除対策説明会を市役所で開く予定。

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