旧東バル跡地の活用基本構想 諏訪市が素案

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諏訪市が活用基本構想素案を示した旧東洋バルヴ諏訪工場跡地

諏訪市は9日開いた有識者会議「駅周辺市街地あり方検討会」に、諏訪圏工業メッセを実施できる多目的展示場を備えるなどとした旧東洋バルヴ諏訪工場跡地の活用基本構想素案を示した。現在、工業メッセの会場としている建屋(諏訪湖イベントホール)を改修するか、解体して新たに整備するかは未定だが、委員からは「改修して使うべき」との意見が多数出た。

市はこれまでの検討会の会合で、跡地利用の方向性に関して「産業振興や技術開発、観光振興、雇用拡大につながる活動の拠点としてのあり方がふさわしい」との方針を掲げており、素案はその考え方を踏まえた。市はこの日、第20回を迎える2021年度まで現在の建屋で実施することが決まっている工業メッセについて、その後も同跡地で開くことを前提とする―とした。

建屋は耐震基準を満たしていないため、継続して使う場合は耐震化が必要になる。委員からは「(建屋は)諏訪圏の産業のシンボル」「改修の方が新設より費用が安いのではないか」など、建屋を改修して活用すべきとの意見が多く出た。

市は「展示場機能のみでは採算が厳しい」とし、展示場の効果を高めるため技術開発など地域産業を支援する機能を設けたい、とした。

整備方針として他に、諏訪湖畔の水辺を生かした地域活性化の計画「諏訪湖かわまちづくり」などと連動して進めるとした。災害時の拠点機能も掲げた。整備や運営の財源確保が課題になるため民間活力の導入や、国、県、諏訪地域の他市町村と連携することも明記した。

市は今年度内に基本構想を策定する。来年2月に開く次回会合で整備する施設の具体的な方向性を示す方針。

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