熱中症「すぐ病院へ」 発症、高齢者が半数

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今年の夏は蒸し暑くなると予想され、熱中症対策が必須となる。上伊那地方では、すでに4人が熱中症で搬送された。過去4年間で毎年40人以上が発症し、入院が必要となる重症や中等症になった人は半数を占めた。2013年には高齢者1人が亡くなった。上伊那広域消防本部は「軽い症状でもすぐに医療機関へ行ってほしい」と呼び掛けている。

毎年、意識障害やけいれんなどを起こす重症は1~3人と少なく、頭痛や吐き気などを伴う中等症は5割前後。今年は4人のうち2人が中等症だった。年代別に見ると、症状に気付きにくい高齢者が熱中症になりやすく、全体の5~6割を占めている。

熱中症は屋外に限らず、室内でも起こるとされる。室温をコントロールできない状態で部屋を閉め切ったり、エアコンや扇風機を使わないと体温が上昇し、熱中症になりやすい。同本部救急救助係は「室温が28度を超えないよう、こまめに温度を確認してほしい」と話す。

また、「のどが渇くのは脱水症のサイン」とし、渇く前の水分補給、涼しい場所で適度に休憩を取るなども予防として有効という。

長野地方気象台によると、関東甲信地方の6~9月の気温は平年並みか平年よりも高くなりそう。雨量は平年より多く、蒸し暑い気候になるという。

同本部は「高い湿度も体温低下を阻害し、熱中症になりやすい要因の一つ。立ちくらみや手足のしびれなどの症状が出たら医療機関へ。意識がない、体がけいれんしている人を見たら迷わず救急車を呼んでほしい」としている。

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