原天明さんの俳句 虚子立子記念館に掲示

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記念館入り口の壁に飾られた原さんの「鷹柱」の石板(写真左)。石板設置後、記念館を訪れ芳名帳に御柱の句をしたためる原さんと、虚子の孫の星野椿さん(写真右)

茅野市玉川の俳人・原天明さん(84)の俳句「鷹柱ひかりの渦となりにけり」が石板に刻まれ、神奈川県鎌倉市にある「鎌倉虚子立子記念館」に掲げられた。原さんは「願ってもできることではない。夢のよう、光栄です」と話している。

「鷹柱」は、渡りの季節を迎えたタカの群れが、気流を利用して旋回しながら上昇している状態をいう。原さんは15年ほど前、国内でも有数なスポットの白樺峠(松本市奈川)で見て、その感動を詠んだ。俳句の世界では、あまり知られていなかった鷹柱だが、原さんの作品が世に出ると、よく使われるようになったという。

同記念館は、俳人の高浜虚子(1874~1959年)と次女・星野立子(1903~1984年)にちなんで2001年に開館。虚子の孫星野椿さんが代表、椿さんの長男高士さんが館長を務める。

石板設置は、原さんの弟子の北田宏子さん=原村在住=が、椿さんが主宰する「玉藻」の同人だったことや、蓼科に建つ虚子の句碑などが縁。原さんと椿さんが親しくなって話が持ち上がり、「飯田蛇笏・龍太に師事した原さんなら」と椿さんも歓迎。関わりのある俳人らの石板が並ぶ記念館入り口の壁に掲出されることになった。

原さんは、元NHK学園俳句講座講師、「郭公」同人、俳人協会会員。諏訪地方に10以上あった教室の生徒も2教室を残して区切りにしたが、創作活動とともに、作品を選んだり、批評・添削と忙しい日々を送る中でのうれしい出来事を心から喜んでいる。

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