宿泊施設のU・T対応実態調査 諏訪振興局

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浴槽の状況を確認する調査員の花岡さん(右)=RAKO華乃井ホテル

県諏訪地域振興局は高齢や障がいの有無にかかわらずだれもが楽しめる旅行「ユニバーサルツーリズム」の対応状況の調査を諏訪湖周の宿泊施設などで進めている。3月中旬ごろまでに25施設で実施し、傾向分析や情報発信に役立てる。個別の調査結果は各施設ごとに伝え、受け入れ機運の醸成を図る。実態調査は県内10圏域で初めて。

調査はユニバーサルツーリズムを手掛ける旅行代理店に委託し、段差や手すり、車いすの貸し出し、授乳スペースの有無、宴会場や浴場の出入り口の幅などを調べている。観光庁が示したチェックシートを基に、乳幼児連れや妊婦への配慮を調べる項目などを追加した県独自の調査票を用いた。対象は諏訪湖周の他に諏訪インター周辺や富士見町の宿泊施設とした。

11日は諏訪市高島のRAKO華乃井ホテルで実施し、近畿日本ツーリスト関東松本支店の花岡慎さん(25)が担当した。巻き尺を使って幅を図り、備品を撮影していた。調査を受けた同社の門輪総一郎営業部支配人(51)は「高齢化の進展もあり、世の中の流れとしてバリアフリー対応は必要だとは思う。一方で施設改修には資金が必要ですぐに対応できないこともある。障がい者を支えるボランティアの皆さんとの認識の差を埋める必要性も感じている」と語った。

調査は同局の裁量で執行できる「地域振興推進費」を活用している。花岡さんは諏訪地方全体の印象として「ユニバサールツーリズムに対する理解は地域に根付きつつあると推測している。調査によって浸透の度合いがある程度明確になるのでは」と話した。同局商工観光課は「段差などのバリアーを人の手や道具の活用によって乗り越えるユニバーサルツーリズムは信州型の特徴。調査が宿泊施設の関心度の向上にもつながるといい」と期待した。

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