若手看護師らと対話 諏訪地域で移動知事室

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看護師から報告を受ける阿部知事(右)=諏訪市の諏訪赤十字病院

阿部守一知事が地域に滞在して視察や住民との対話を行う「しあわせ信州移動知事室(諏訪地域)」は15日、2日間の日程で始まった。初日は若手看護師や6市町村の首長らと意見を交わし、県諏訪湖流域下水道事務所(諏訪市)が管理する下水道の熱を利用した冷暖房システムなどを視察した。16日は諏訪市高島小学校の児童や公立諏訪東京理科大学(茅野市)の学生らと対話する。

訪問先のうち、諏訪市湖岸通りの諏訪赤十字病院では諏訪地方の医療機関などに勤務する看護師、保健師と対話した。在宅医療への支援体制、看護職と子育てとの両立、人材育成、医療スタッフの付き添いが必要となる重度の障がい児に対する教育の在り方などについて5人の発表に耳を傾けた。障がい児の教育について「ケアする人がいないからという理由でクラスメートと一緒に教育を受ける機会が奪われるのは問題」との認識を示した。「訪問看護で訪問先を学校にするのはどうか」という提案に関心を寄せていた。

下水熱を利用した同病院の冷暖房システムも視察した。県が管理する流域下水道の下水熱を利用した事業は全国で初めて。同病院によると、年間1000万円のコスト減と二酸化炭素排出量の低減につながっているという。運用する民間企業から「導入費が高額となるため、普及には初期投資への補助が必要」などと説明を受けた。

移動知事室は今回が10回目で諏訪地方では2017年7月以来2回目。阿部知事は一連の日程に先立ち、現地機関の県職員に向けて「前年踏襲の意識を変え、県民目線と自由な発想を大切にし、主体性を持って行動してほしい」と求めた。

15日は県工業技術総合センター精密・電子・航空技術部門(岡谷市)なども訪問。16日は児童や学生との対話の他、茅野市のワークラボ八ヶ岳で県政ランチミーティングに臨み、八ケ岳中央農業実践大学校(原村)や諏訪市医師会館などを訪れる。

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