駒ケ根健康ステーション 運動習慣定着に成果

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駒ケ根市で、活動量計を使った健康づくり「こまがね健康ステーション事業」が本格的に動き出して半年が過ぎた。事業に参加する市民も順調に増え、5月末までの登録者は600人を超えた。活動量計を持つことで健康に対する市民の意識が高まり、運動習慣の定着にも成果が表れ始めている。

事業は身体活動の量と質から病気の予防を研究している東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利さんをアドバイザーに進めている。無線通信機能付きの活動量計を持って健康づくりに取り組む市民を募集、登録し、生活習慣の改善をサポート。活動量を「見える化」する健康ステーションを医療機関や公民館、大型店など市内25カ所に整備している。

登録には専用の活動量計の購入(3000円・税別)が必要だが、申し込み時や結果通知のメール登録時に、買い物に使える「えがおポイント」を交付し、参加を促した。介護保険証の交付に合わせて開く「いきいき教室」でも、健康ステーション事業を紹介。参加者に健康に対する意識を高めるきっかけを提供し、登録者の増加につなげている。

同市は登録者の活動量データを基に、昨年11月から今年3月までの日常生活での1日の歩数を年代別に調べて集計。厚生労働省が21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21第2次)でまとめた現状数値(2010年)と比較した。それによると、65歳以上の登録者の平均歩数は男性が6559歩で健康日本21の現状数値を931歩上回り、女性は5418歩で同834歩上回った。それぞれ健康日本21が目標値とする男性7000歩、女性6000歩にも近づいた。

一方で、64歳以下の登録者の平均歩数は、男性6353歩、女性5286歩と、健康日本21の現状数値を男性が1488歩、女性が1597歩下回っていることも判明。車での移動が多く、会社勤務が暮らしの中心となっている世代には、歩く時間が少なくなる傾向が表れた。市地域保健課では「中高年の働く世代にも将来の生活習慣病対策のために、自分の活動量を知り、健康への意識を高めてもらえるように投げ掛けをしたい」としている。

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