伊那市営若宮団地建て替え 高齢者向け住宅へ

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伊那市は、市営住宅若宮団地の建て替え事業で、2019年度に高齢者向け住宅の建設に着手する。高齢社会に対応した公営住宅として、交流スペースや共同の畑を設け、お互いを見守りながら安心して暮らせる長屋タイプの集合住宅を整備する。19年度一般会計当初予算案に建設費など約3億900万円を計上した。

高齢者向け住宅は木造平屋建てで20戸を設ける。バリアフリー構造で、自立している高齢者1~2人世帯用とする。地域産材の利用やペレットボイラー、太陽光発電設備の設置も検討。20年度の完成を目指す。

交流スペースは介護予防事業や交流事業に活用。軽運動などの講座や「子ども食堂」を行う。共同の畑で作った野菜を子ども食堂に提供するといった構想もあり、社会参加を通じて高齢者の介護予防を図るとともに、生きがいづくりにつなげる。

住宅の隣には看護小規模多機能型居宅介護サービスの事業者を誘致。上伊那医療生協が拠点施設を整備し、入居者の見守りと緊急時対応などの業務に取り組むとともに、周辺地域を含めた介護サービス(訪問、通所、宿泊など)を提供する。

隣接地の原野には一般の公営住宅2棟60戸を建設する。19年度は1棟目の実施設計を行う予定。完成後、2棟目に着手する。既存住宅のリフォームも行い、建設費を抑制するとともに、家賃の上昇を抑える。建て替えに伴い空いていくる用地は分譲し、有効活用を図る。

一方、今回の建て替えでは若者・子育て世代向け住宅も建設する。低所得者用の公営住宅ではなく、国道153号伊那バイパスの開通を見据えた移住定住者向けの住宅として整備する。具体的な計画は今後検討する。

市管理課によると、若宮団地は1968~78年に建設され、老朽化が進んでいることから建て替えを決めた。現在の管理戸数は220戸だが、入居は約160戸。建て替え後の戸数は未定だが、市営住宅全体の総枠を減らしていく方向もあり、今後の状況を見ながら判断する。

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