駒ケ根駅前広場整備を 都市計画審答申

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駒ケ根市都市計画審議会(石田敦嗣会長)は16日、同市のJR飯田線駒ケ根駅前広場整備計画について「必要性を認める」とし、計画を推進するよう杉本幸治市長に答申した。ただ市が示した計画案については、安全性や利便性の観点から「さまざまな意見が出た」(石田会長)とし、今年度事業として計画している実施設計の段階で、市民の理解が得られるよう計画の修正を求めた。

駅前広場は1983年の駅前再開発事業により整備。当時は飯田線の利用者がまだ多く、駅前ロータリーは路線バスやタクシーの乗降場のみを想定していたが、時代とともに利用状況が変化し、現在は家族を送迎する一般車両、デマンド型乗合タクシー「こまタク」、福祉医療施設や宿泊施設への送迎車両など多様な車が混在している。

市がこれまでに実施した利用実態調査などの結果、約7割の利用者が自動車で広場を訪れていることが判明。ロータリーに一般車両の送迎スペースがないことや、歩行者の危険性といった課題が浮き彫りとなった。その対応として、市は駅前広場の改良を計画。昨年度、整備計画案をまとめ、2月15日に同審議会へ諮問していた。

計画案では駅舎南側にある交差点の形状を変更し、南北の車の流れを改善。ロータリーにはタクシー、バスのほか、一般車両の乗降場を新設する。駅前ビル・アルパ前には「こまタク」の乗降場や標章車専用駐車スペースを設け、高齢者や障がい者のまちなか利用にも配慮。駅舎前には利用者を風雨から守る大型シェルターや休息スペースを設置する。

答申は整備の必要性を認めた上で、これまでの市民説明会やパブリックコメントなどで寄せられた意見の尊重を求める内容。答申書を受け取った杉本市長は「詳細設計の中で修正し、市民の理解を得た上で進めたい」と話した。

市は来年1月をめどに整備計画をまとめる方針。工事は来年度着工し、18年度中の完成を目指す。

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