夜明け前の時代テーマ 井月さんまつり

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井月さんまつりのPRを始めた実行委員ら

井上井月顕彰会と千両千両井月さんまつり実行委員会は、伊那市生涯学習センターで行う第7回千両千両井月さんまつりの概要を発表した。「井月さんが生きた『夜明け前』の時代」をテーマに8月31日に講演会、9月1日に第28回信州伊那井月俳句大会、名作映画会を計画。関連イベントでは井月の名筆が残るふすまや、講演会で取り上げる高遠藩家老の岡村菊叟の書を初公開する。

初日の講演は、特集1「井月さんと菊叟」で、元高遠町歴史博物館館長の北原紀孝さんの「内藤高遠藩と岡村菊叟を探る」と、井月顕彰会理事で高遠ぶらり事務局の諸田和幸さんの「高遠藩の暮らしからうかがう井月と菊叟、そして明治へ」を聴講する。特集2「幕末維新の文学と真実」では、日本史学者の高木俊輔さんの講演「島崎藤村『夜明け前』と『大黒屋日記』」を聞く。参加費は500円。

2日目の名作映画会は1953年制作の「夜明け前」(島崎藤村原作、新藤兼人製作・脚本、吉村公三郎監督作品)を上映する。前売り券700円、当日券1000円。

会見で井上井月顕彰会の北村皆雄会長は「井月が伊那にやってきた時代は徳川の時代が終わろうとしていた転換期で、その中で井月さんのかかわった伊那、高遠藩をテーマに講演を聞く。島崎藤村の『夜明け前』をテーマにいただいて、井月さんとその時代を検証したい」と話した。

井月さんまつりに合わせ、8月25日~9月1日には関連イベントを組んだ。「井月の名筆&書道展」(2階ギャラリー)では、井月が書いた幻住庵記(泉沢家所蔵、酒井家所蔵)のほか井月肖像(橋爪家所蔵)、岡村菊叟書(下島家所蔵)などを公開。名筆だった井月にちなみ、小学生の書も展示する。同市山寺のきたっせでは、研究会「井月の句心を書で描く」を主宰する書家、向山竹脩さんの書作展がある。

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