「こどもぐらんまんま食堂」が1周年 岡谷

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開設から1年が経過した「こどもぐらんまんま食堂」。みんなで一緒に「いただきます」をし、おいしい夕食で会話が弾む

小規模多機能型居宅介護施設「宅老所 和が家」(岡谷市湖畔)が、保育園児から高齢者までの幅広い年代が集まり食事を共にし、交流する場所をつくろうと始めた「こどもぐらんまんま食堂」が1年を迎えた。29日は子どもから大人まで計56人が集まった。この日のメニューは1年前の初回と同じカレーなど。1周年記念で子どもたちが作ったパンケーキも味わい、いつもと同じ笑顔があふれた。

地域の人が集まる風通しがいい施設を目指し、市内の小井川区を中心に行われていた、食事を核とした子どもの居場所づくり事業と協力し合いながら、活動してきた。毎月1回午後4~6時に開き、平均30~40人が集まって一緒に遊んだり、食事を楽しんだりしてきた。施設を利用する高齢者も参加し、子どもたちと積極的に交流。子どもの面倒を見るという役割が高齢者の生きがいにもなっているという。

同事業には隣接する岡谷南高校の生徒もボランティアとして関わっている。昨年6月から手伝っている同校2年生は「園児や児童とのかかわりが新鮮。宿題を教えたり、工作を手伝ったりと一緒にたくさんのことをしてきた。将来、福祉関係の仕事に就きたいと思っているので、いい経験にもなる」と振り返っていた。

29日は小学生を中心に35人が集まった。食事までは自由に遊び、学年の枠を超えて一緒に笑いあった。上級生が下級生を手伝う姿も自然に見られるという。ほぼ毎回参加しているという岡谷田中小学校3年生は「ここはみんなで遊べるところや一緒にいろいろなものを作ったりできて楽しい。ご飯もおいしい」と喜色満面にあふれていた。

同事業を担当する和が家の田實陽さん(34)は「子ども、お年寄り、地域の人と多くの世代が集まる場が皆さんの協力のおかげで大きくなってきた。本当にありがたい。子どもの居場所、お年寄りの活躍の場として今後も大事にしたい。子どもたちが老いや認知症を自然な形で感じられる場所になるといい」と話していた。

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