世代超え利用順調 たつの未来館アラパ1週年

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スタッフの指導を受けボルダリングを楽しむ子どもたち

辰野町荒神山公園の複合施設・たつの未来館「アラパ」は、昨年5月31日の開設から1年が経過した。町がウオーターパーク再生事業の目玉として旧管理棟を改修し、ボルダリングやキックバイクをはじめとする新分野のアクティビティ体験スペースに、蛍の保護育成を進めるラボを併設した交流拠点。当初目標の年間利用者数を達成するなど、幅広い世代が集う公園の新たな顔として、順調な滑り出しを見せている。8日に1周年記念イベントを開く。 町生涯学習課のまとめだと、初年の利用者数は4万974人(1日平均約110人)で、管理運営計画に掲げた年間目標4万人を超えた。オープン1週間を無料開放した宣伝効果もあってか、以降も安定した利用実績を残した。種別では、固定利用者の多いトレーニングジムが最多で、初心者の指導も行うボルダリング、ダンスやヨガなどのスタジオの順に続いた。

利用者の内訳では、居住地が町内、町外でほぼ半分ずつなのが特徴。地域の他施設に比べて利用料が格安な上、地域おこし協力隊員らスタッフの親しみやすさも評判となり、周辺市町村からのリピーターを増やしたという。平日の昼間には高齢層の利用者も増え、世代を超えた健康志向の高まりを反映している。

蛍の保護育成を研究、実践する「ホタルラボ・ミュージアム」では、ゲンジボタルのえさとなるカワニナの養殖に取り組み、松尾峡の水路へ放流を始めた。県内外から見学に訪れる団体客もあり、蛍の町のPRに一役買っている。

課題は、町内の利用者を増やすこと。同課では広域的な集客実績を喜ぶ一方で「地元の親子や若者が気軽に集まれる場所づくりという点では、十分な成果を残したとはいえない」と引き締める。昨年途中からは、保育園や幼稚園へのアクティビティ出張教室、中学生の同放課後体験道場など、子ども向けのPR策に力を入れてきた。

今後はボルダリングのコース設定の変更や、屋外プール跡地を使ったキックバイク大会の独自開催など、趣向を凝らした企画で利用者の底上げと満足度向上を目指す。「初年の実績に満足せず、新しいアクティビティやスポーツの導入も検討しながら内容充実を図りたい」としている。

イベントは8日午前10時に開始。的当てやスマイルボウリング、菓子すくいのほか、ヨガ体験(参加費500円)も行う。午後6時から初心者対象のボルダリングのミニ大会(同500円、貸し靴代別途)を開く。問い合わせはアラパ(電話0266・41・2448)へ。

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