2019年06月12日付

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6月に入り、本紙上伊那版の生活情報ガイドには、地区ごとに行う敬老会の告知が載るようになってきた。第2週の週末からは数も増え、シーズン到来といった感がある。気になって駒ケ根市内の宴会施設に尋ねてみると「一年で一番多いのが6月。土日は毎週のように敬老会が入っています」と即答だった▼もちろん地域によって事情は違うだろうが、最近の敬老会は何月に行われても不思議ではなくなった。「敬老の日」がある9月に実施している地域もあれば、冬場に日程を組む地域もある▼稲作中心の農業地帯では、開催日を秋から初夏に切り替えている地域が目立つように思う。そうした地域の人たちによると、昔は稲刈りといえば10月で、「敬老の日」に合わせた9月の敬老会が都合良かったそうだ。ところが稲刈りが徐々に早まり、今では9月から始まる。招かれる方も準備する方も大変になって、日程変更を考えざるを得なくなったらしい▼昨年から敬老会を6月に切り替えた地区の役員に話を聞いた。いったん4月にしてみたが、今度は年度が始まったばかりで新任の役員の負担が大きい。田植えの5月を避けるとすると、ベストは6月ということになったという▼敬老会を「同世代が集うクラス会のようなもの」と言う人もいる。梅雨のさなか、重く、湿った空気に気がめいりそうな6月を、祝宴でカラっとさせることができる良さもある。

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