2019年7月21日付

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直径60センチ余の円形に黄や青の花火が輝き、高島城、諏訪湖が描かれている。観光PR用のポスター?いや、諏訪市の下水道マンホールのふたの図案。鮮やかな色調が目を引く▼諏訪市が公共下水道開始40年の節目に図案を公募し、最優秀賞に選ばれた市内の40代男性の作品を基に作ったマンホールのふたが上諏訪駅前に設置された。単なる絵ではなく、面白い仕掛けがある。湖に泳ぐ魚の群れと城の石垣に、環境美化に関する文字が隠れている。「見て楽しんでほしい」との遊び心からだという。どんな文字か確かめるのも一興かも▼公募には23人から36点の応募があり、選考に悩む力作が目立ったという。優秀賞には高校生2人の2作品が選ばれた。マンホールのデザインを通して若い世代の下水道に対する関心が高まったのならうれしい▼諏訪市は「マンホールカード」の作製を検討中。マンホールの写真を載せたカードは、国土交通省や日本下水道協会などでつくる下水道広報プラットホームが地方自治体と共同制作している。茅野市が国宝土偶や八ケ岳などをデザインして人気を呼んでいる。県諏訪湖流域下水道事務所は建て御柱を図案にしたカードを配っている▼下水道事務所によると3年前に発行したカード目当てに今でも毎日のように窓口を訪れる人がいるそうだ。気付かずに通り過ぎてしまいがちなマンホールが観光の契機にもなっている。

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