立候補は現職のみ 岡谷市長選告示まで1カ月

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今井竜五氏

任期満了に伴う岡谷市長選は、9月1日の告示まで1カ月に迫った。これまでに立候補を表明したのは現職で3期目の今井竜五氏(67)=無所属、今井=のみ。ほかに表立った動きはなく、3期連続無投票の可能性も現実味を帯びてきた。ただ共産党などで組織する「民主市政をつくる市民の会」は今後、市長選への対応を検討する方針。候補者擁立のめどは立っていないが、動向が注目される。

今井氏は6月4日に開いた後援会の役員総会で「市の発展、市民福祉の向上にさらなる努力を積み重ねる」と意欲を示し、4選を目指して立候補を表明。その後「産業と岡谷ブランド」「子育てと教育」など5項目を柱に据えた公約を発表している。

後援会は地区ごとに設けた23支部で市内全域を網羅。告示前に21会場で支部集会を開く計画で、既に9会場での集会を終えている。対抗馬不在でも「選挙はあるものとして全ての用意をしている」と後援会幹部。「企業や団体、政党と組まず、支部単位で組織をつくってきた強みがある」と自信を見せるが、無投票ムードが漂う中、集会の盛り上げに苦慮している。

岡谷市民病院の建設や諏訪湖周クリーンセンターの整備など、3期12年の実績として六つの大型事業を挙げる今井氏。市内ではその手腕を「堅実」「落ち度はなく無難」と評する声も聞かれる。対抗馬にとって争点を見いだしにくい状況にあることは否めない。現職市議の一人は「総論賛成、各論反対ということもある。岡谷に何も問題がないと思ってしまうのは間違い」とし、無投票によって政策論争の機会が失われることを危惧している。

2007、11、15年の市長選で対抗馬擁立を模索した経過がある「民主市政をつくる市民の会」は近く対応の検討を始める考え。共産党市議団の笠原征三郎団長は、日程的にも候補者擁立の厳しさを指摘するが「無投票は避けたい。各団体に現市政への評価を聞き、対応を検討したい」とする。

前回選は48年ぶりとなる2期連続の無投票となった。同市では4期目任期途中で辞職した宮坂健次郎市長と後任の林浩正市長時代の1957年、61年、63年、67年の市長選が無投票だったが、これまでに任期中の3期を連続無投票当選した市長はいない。

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