ひなどり奨学基金設立 地域貢献で返済免除

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飯島町の有志が、経済的な理由で進学に困っている町内の現役高校3年生を支援しようと、「ひなどり奨学基金」を設立した。入学前に奨学金を給付し、受験料や受験時の交通費や宿泊費、入学金などに充てられるのが特徴。単なる給付型ではなく、進学後に各種ボランティア活動など地域貢献を義務化し、その実績により返還免除の割合が変動する条件付きの方式を採用した。給付額は一人50万円以内。今年度の3年生から5人以内を対象に募集し、9月1日~同30日に申し込みを受け付ける。

基金を運営するために発足したNPO法人の事務局は「準備の段階で相当の費用が掛かるため、進学をためらう生徒もいる。このような子どもたちを支える一方で、ただ給付するだけでなく、ふるさとへの貢献を返還の条件にして、社会に目を向ける若者に育ってほしいとの願いも込めた。このような奨学金は全国的にも珍しいのでは」と説明する。

同法人は開業医や元大学教授、住職ら21人の会員で設立。奨学金の原資は個人や企業から幅広く募り、次年度以降も継続的に給付できる体制を整えていく。

奨学金返還免除のために必要となるボランティアは、成人式実行委員会への参加や学童クラブでの活動など町内のほか、災害支援など町外の幅広い活動も認定していく考え。基本的に1日の活動を1ポイントとし、10ポイント以上で全額、8ポイントで半額、5ポイントで3分の1など返還割合が変わる。

理事長に就いた医師の野々村邦夫さん(67)は「子どもたちの未来を切り開くお手伝いをしたい。若者とともに喜びを感じ、大人も一緒に成長できる地域循環型の奨学金にしていければ」と話す。

今後対象となる生徒にチラシを配布するほか、ホームページも開設して募集要項を告知する。

当面の問い合わせは、のどかクリニック(電話0265・86・6705)へ。

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