霧ケ峰自然保護を 「指導員」の学生活動報告

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今夏の霧ケ峰のパトロール結果を報告する「霧ケ峰自然保護指導員」の学生たち

諏訪市郊外の霧ケ峰の自然を保護しようと、湿原の巡回や木道の整備、来訪者への注意喚起などを行う「霧ケ峰自然保護指導員」の活動報告会が28日、諏訪市役所であった。同指導員は市教育委員会が委嘱した県内外の学生。学生11人が出席して今夏の巡回で発見した危険箇所の現状を報告し、改善策の提案を行った。市や県の職員10人も参加し、よりよい自然環境について意見を交わした。

指導員の活動は59年目で、今年は千葉大、信州大、江戸川大、東邦大の大学生と大学院生計59人が登録した。7、8月に国天然記念物の八島ケ原、車山、踊場の各湿原や周辺でパトロールを実施。記念物への来訪者の立ち入りを注意したり、柵や木道を修繕したりしている。イベントやSNSを通じた湿原の魅力発信や外来種の駆除なども手掛け、夏季以外は雑木処理にも参加する。

報告会で学生は「記念物内で携帯型ガスコンロの使用が見られた」などとし、国定公園内のルールの明確化の検討を提案。これに対し、記念物内への立ち入りは基本的に禁止を前提に、諏訪地域振興局環境課が「具体的な場所で許可が必要な行為が見られたら相談してほしい」と話した。

学生は毒グモの発生にも触れ、駆除を提案。県霧ケ峰自然保護センターは「在来種のため駆除対象ではないが、注意喚起する看板の設置は検討できれば」と応じた。ほかにも近年の外来種の増加について駆除イベントの実施や外部発信の強化などを打診。行政職員は対応可能な箇所から応じ、関係者で検討する方針を示していた。

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