特性伸ばすギフテッド教育導入へ 茅野市

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茅野市の山田利幸教育長は1日、市役所で開かれた教育長任命通知書交付式で「生き方教育の一環で発達障がいの子どもたちを中心にしたギフテッド教育を来年の夏休みから開始します」と語り、子どもの特性を伸ばすことに着目した「ギフテッド教育」を導入することを明らかにした。

市教育委員会によると、ギフテッドは「天賦の才がある」といった意味だが、ギフテッド教育に明確な定義はない。国内では、渋谷区と東京大学が「全般的または特定の分野で高い能力を発揮する子ども」と位置付け、特別支援教室や長期欠席の小中学生の得意分野を伸ばし、問題解決の意欲やスキルを育む教育活動を展開する。岐阜市は市内全中学生から希望者を募り、中学校では習わないような発展的な学習や実技を課外授業で学ぶ機会を提供している。

茅野市においては、ギフテッド教育に意欲的な今井敦市長が4月の市長選で初当選し、8月の市総合教育会議で市教委に検討を提案した。取材に対し、市教委は「今は情報収集の段階」とし、具体的な内容については「研究・検討した上で関係者の理解と協力を得たい」としている。

山田教育長は「今まで障がい児は支えて平均的にしていく発想だったが、一人ひとりはすごい力を持っている。タケノコが伸びていくように、その子の特性を伸ばしていけたら」と述べた。今井市長は「『あいつちょっと変わってるけど、あいつだから仕方ないよね。俺よりいいとこあるよね』という環境になれば」と語り、多様な学びの確保が生きる力や生きにくさの解消につながることを期待した。

県教委によると、県内でギフテッド教育に取り組んでいる自治体は「情報収集の段階で把握していない」。県でも、一人ひとりの多様性に対応して学びの機会を提供し、個性を伸ばし自信や自尊心を育む取り組みを進めているという。

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