諏訪湖畔のごみ把握 初「まるまる調査」

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湖畔でごみを回収し、種類や個数を記録する参加者

誰もが訪れたくなる諏訪湖を目指す官民組織「諏訪湖創生ビジョン推進会議」は5日、湖畔で回収したごみの種類と個数を記録する「諏訪湖まるまるゴミ調査」を湖周全域で初めて実施した。同会議の構成団体などから195人が参加。5会場に分け、それぞれに集まった参加者が5人前後のグループで調査を進めた。各会場ともプラスチック破片などの細かなごみが大半を占めていた。結果は今月中に公表する。

諏訪湖のごみの現状を把握し、データを発信して流域内の住民のごみ問題への関心を高めようと行った。グループ内で記録係を決め、ほかのメンバーがごみを拾い、種類と数を伝えた。結果は公表し、データベース化する。全国の河川や海洋環境保全に取り組む団体「全国川ごみネットワーク」にも報告し、同団体がまとめている全国調査結果に諏訪湖のデータを反映してもらう。

調査会場のうち、諏訪市湖畔公園周辺では40人が参加し、8グループに分かれて調べた。プラスチック製の日用品が劣化し、割れて小さくなるなどしたプラスチック破片と、菓子袋やレジ袋が同様に細かくなったビニール破片の割合が圧倒的に多く、ペットボトルやたばこの吸い殻などは相対的に少なかった。花火の燃えかすや食べ残しの野菜などもあり、湖畔や河川敷でレジャーを楽しんだ人の片付けが不十分だったケースもうかがえた。

調査後はグループごとや同じ会場内の参加者全員で活動を振り返った。「駐車スペースの脇にごみがあった。マナー向上を求めたい」「美化活動に参加した経験があるが、ごみの種類を意識しながら拾うと、これまでは見逃していた細かなごみにまで関心が向く。破片ごみの多さに驚いた」といった感想が聞かれた。

ごみの環境に与える負荷などに関心を持つという信州大学理学部3年の吉田暁人さん(21)=松本市=は「細かくなったごみは慎重に調べないと気付かない。細かなごみは諏訪湖から天竜川に入り、海に出て行ってしまう。マイボトルの持参や紙パック入りの飲料を意識的に買うなどごみの発生を抑える工夫をしていきたい」と話した。

この日集めたごみは可燃物が260キロ、不燃物が170キロ、粗大ごみが170キロ。タイヤやバーベキューセットもあった。

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