「板織り」岡谷シルク 4、5日東京で展示会

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「銀座NAGANO」で開く「シルク衣裳展示会」で紹介する板織りのベスト

シルク文化の継承・振興に取り組む岡谷市のNPO法人「シルク文化協会」(原田尹文理事長)は11月4、5の両日、「シルク衣裳展示会」を東京・銀座にある県情報発信拠点「銀座NAGANO」で開く。極太の絹糸を使用し、「板織り」の技術で製作したベストやショールなど約60点を展示。軽くて暖かく、あでやかな光沢を持つ岡谷シルクの衣装の魅力をPRする。

板織りは、板に刺したピンにあらかじめ縦糸を掛け、横糸を交互にくぐらせて織り進む。機織り機がなくても簡単に平織りができ、裁断と裁縫をせずに作ることができる。戦前、戦後にかけて、岡谷の生業の一つとして各家庭で織られていたという。

同協会は、忘れ去られて”幻の織物”となっていた板織りの復活を目指し、2009年に発足。岡谷市と原村で講習会を開き、技術の普及に努めてきた。今回、県の地域発元気づくり支援金を活用して初めて展示会を開くことになった。

展示作品は、岡谷蚕糸博物館に併設する宮坂製糸所のオリジナル絹糸「銀河シルク」を使った。一度に300個以上の繭から繰糸した極太の糸で、艶があって高級感があり発色が良いのが特徴。今回は銀河シルクを10本束ねた糸を使い、講習会の受講者OGでつくる「シルクボードの会」と原村の「八ケ岳jomon楽会」のメンバーが仕上げた。デザインや色合いもさまざまなベストを中心に並べる。

同協会の宮坂雄二事務局長(72)=岡谷市加茂町=は「板織りの復活を目指して活動し、展示会が開かれるまでになった。絹の手触りを感じ、絹の衣装の良さを知ってほしい」と話している。

展示時間は4日が午前11時~午後8時、5日が午前10時30分~午後2時。会場では板織り体験、糸取り実演、板織りのベストやショールなどの販売も行う。

問い合わせは同協会の会田さん(電話090・4153・1904)へ。

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