2019年12月08日付

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暖冬だとチューインガムとファンデーションの売り上げが伸びるらしい。外出の機会が増えるためではないかという。一方で、売れ行きが冷え込むのが鍋の具材や使い切りカイロなど。シチューのルー、リップクリームもそうらしい▼日本気象協会のリポートを興味深く読んだ。冬の気象傾向を半年前から予測し、冬物商品を扱う企業に情報提供している。長期予報の精度は飛躍的に向上。企業は情報を活用することで「つくりすぎ」や「運びすぎ」を減らせる。廃棄ロスやCO2の削減にもつながる取り組みだ▼暖冬が増えているかと言えば、実はそうでもない。2000年度以降の東日本の冬をみると、寒冬と半々である。注目したいのが平年並みの冬がわずかであること。地球温暖化は気象の極端現象をもたらすとされるが、その表れではないかと思う▼白馬村、長野県が相次いで気候非常事態宣言を出した。県と県議会は、台風19号災害も気候変動に起因した災害と強調。県民と一丸となって徹底的な省エネや再生可能エネの普及を進め、30年後のCO2排出量を実質ゼロにすると表明した。白馬村は自然や産業への影響を懸念、四季と良質な雪を守ると宣言する▼将来に関わる問題だ。解決に特効薬はなく、一人ひとりができることを積み重ねるしかない。暖冬、寒冬に関わらず冬場のCO2排出量が多い信州である。冬の取り組み強化が欠かせない。

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