諏訪湖や諏訪の歴史に関心 大昔フォーラム

LINEで送る
Pocket

「シリーズ諏訪湖」として諏訪湖や諏訪盆地の成り立ちを学んだすわ大昔フォーラム

諏訪市博物館と大昔調査会は14日、第10回すわ大昔フォーラムを同博物館で開いた。「シリーズ諏訪湖」と銘打った第1弾として元小中学校教員で下諏訪町宿場街道資料館に勤める小口徹さん=諏訪市=が「諏訪湖と諏訪盆地の成り立ち」と題し、盆地が形成された経過などを地学的な視点で解説した。約150人が来場。会場があふれるほどの盛況ぶりで、諏訪湖や地元の歴史に対する関心の高さをうかがわせた。

小口さんは諏訪盆地の成り立ちについて以前は地盤が東西方向で引っ張られて陥没したと考えられていたが、1970年代後半以降、東西から押されて発生したと考えられていると説明した。糸魚川―静岡構造線が東西方向で左に横ずれして盆地が発生したとし、茅野市坂室での調査では1000年に約8~10メートルの速さでずれていると推測されると話した。

諏訪湖底にある縄文時代草創期の曽根遺跡は約2000年前に水没したとみられるとし、湖底に沈んだ理由として湖の水位が上昇した「水位変動説」が有力になっている根拠を、他の地滑り説や土地陥没説との違いを示しながら説明した。

会場の学習室が満員になったため、エントランスホールにも椅子を並べてモニターで講演を鑑賞した。来場者は地盤の動きを図を交えて分かりやすく解説する小口さんの話に熱心に耳を傾けていた。

「諏訪の人々の暮らしに密接に関わってきた諏訪湖を詳しく知りたい」(大昔調査会)と計画したシリーズ諏訪湖は2回の連続講座。次回は来年2月8日午後1時30分から同博物館で開き、大昔調査会理事の三上徹也さんが「諏訪湖底の狩人たち―曽根遺跡―」と題して講演する。申し込み不要で、博物館入館料が必要。

おすすめ情報

PAGE TOP