初島カワウ追い払い 柵にビニールテープ効果

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カワウが寄り付かないよう、初島の柵に巻き付けたビニールテープ=19日

県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)などは諏訪湖の水産資源への被害軽減策として、魚食性鳥類のカワウのねぐらになりつつあった諏訪湖の人工島「初島」の柵にビニールテープを巻き付けている。同支場によると、一時は約180羽が島をねぐらに使っていたというが、対策後は数羽ほどに減った。テープを使う追い払いは昨年、上川で実施したのに続き、2年目。「効果はある」(同支場)としている。

初島は秋ごろからカワウが集中し、一時は島全体がふんで覆われ、石彫公園の湖畔からも初島の樹木などが白く見えるほどになっていた。今月19日には、諏訪湖の観光関係者らでつくる初島奉賛会(横山真会長)が初島に上陸し、高圧洗浄機やデッキブラシを使って掃除した。横山会長は「初島内の木にも何らかの対応があった方がいい」と感じたという。

テープは市販のビニール製。昨年はカワウが密集していた諏訪市上川の上川河川敷に立つ高さ15メートルほどの木に、植物由来でバクテリアによって分解される特殊なテープをドローン(小型無人飛行機)を使って巻き付け、寄り付かないようにしたが、今年は人の手の届く範囲で作業ができるため、一般的なビニールテープを使ったという。同支場によると、カワウはテープの揺れや風切り音を嫌がっているらしいが、「テープの何がカワウに効いているのかはよく分からない」としている。

テープの巻き付けとカワウの監視は当面続ける予定。同支場は「カワウがテープ自体に慣れてしまい、また戻ってくることも考えられるが、まずは水産資源への被害軽減に少しでもつながればいい」と話している。

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