中学への不安解消を 岡谷で小6生の生活体験充実

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教室の後ろで中学生の授業を見学する小学6年生たち=岡谷東部中

教室の後ろで中学生の授業を見学する小学6年生たち=岡谷東部中

岡谷市の全4中学校で今年度から、市内の小学6年生が中学校生活を体験する「OEE(岡谷エレメンタリーエクスペリエンス)」が行われている。これまでの授業体験に、いじめや人権尊重といった新たな視点を加え、進学への不安を取り除き、生活環境の変化になじめるよう導くのが狙い。授業や部活動を参観したり、「いじめ根絶子ども会議」に参加したりして、中学校の雰囲気を肌で感じている。

OEEは、進学の際に学習や生活面で課題を抱える「中1ギャップ」を防ぎ、よりスムーズな学校生活のスタートにつなげる。昨年度まで入学直前に1回行っていた中学体験を前倒しし、回数を増やして内容を充実させた。各校で4回計画し、中学校の教諭が小学6年生の授業を参観する場も設ける。市内11小中学校長でつくる校長会が企画した。

初回が11日にあり、岡谷東部中学校では、小井川、上の原、長地の3小学校から児童約180人が訪れた。これまで小中学生の代表だけが顔を合わせた「いじめ根絶子ども会議」に、全校生徒と訪問した児童全員が参加して行った。岡谷東部中で6月に調べた人権尊重に関するアンケートで、生徒の75%が「人を傷つける言葉を使ってしまうことがある」と回答したため、言葉遣いについても意見を出し合った。

授業体験では、児童たちが各グループに分かれて、国語や数学、英語、理科、体育などの授業を4カ所ずつ見学した。

長地小の山田亜実さん(11)は「少し不安だったけれど、授業も楽しそうだった。実際に来ることで学校の雰囲気が分かった」。上の原小の竹内音翔(おと)君(11)は「これまでの冷たいイメージとは違って活気があり、中学校が楽しみになった」と話していた。

校長会長の両角徹生岡谷南部中学校長は「小学生には中学生活を知ってもらうことで学びたい気持ちを高めてもらい、教職員で情報交換して学びの質を高めてもらいたい」と話している。

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