交通の強靭化へ連携 東京~山梨・長野

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交通強靭化に向けて課題を共有したプロジェクトの第1回会合

昨年の台風19号災害で主要な鉄道と道路が寸断され、影響を受けた長野、山梨、神奈川の各県や東京都、国土交通省、JR東日本、中日本高速道路などは30日、「東京~山梨・長野 交通強靭化プロジェクト」の第1回会合を東京都の都道府県会館で開いた。年度内に計3回の会合を開く予定で、災害に弱い区間が都県境などに多数存在することによる課題を共有し、強靭化に向けた各都県、各機関の連携やそれぞれの取り組みについて基本方針をまとめることにした。

会合は冒頭を除き非公開。事務局の山梨県によると、台風19号の豪雨により東京、神奈川、山梨の都県境を中心にJR中央本線、中央道、国道20号が同時に被災して約1週間にわたり交通が遮断し、生活や物流、医療、観光などに起きた影響を確認した。

その上で、ハード面では災害時にも寸断しない交通の強靭化、ソフト面では寸断された場合も災害の影響を最小限に抑え、早期復旧に向かうために迂回路や代替交通を用意するなどの必要性も指摘された。広域で起きる災害ではこれらの対策を図るために都県や関係機関の連携が必要であることも確認したという。

プロジェクトの発足を呼び掛けた山梨県の長崎幸太郎知事は冒頭のあいさつで「激甚災害が発生した場合にも社会インフラが長期にわたり機能を失うことがないようにするためには、露呈した脆弱性の検証を行い、関係機関で課題を共有し、それぞれ目標に向かって役割分担を定めて取り組むことが重要」と狙いを語った。

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