2020年2月22日付

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自分たちが暮らす地域の住みよさに地元住民は意外に気付かないことがある。客観的に見て「この土地ならでは」のことも、慣れてしまうとつい見過ごしてしまう。その意味からも「外からの視点」が参考になる▼それぞれ別の授業で諏訪市を訪れた県内外2大学の学生による諏訪の魅力についての発表を聞く機会があった。自分たちでまちを歩き、住民との交流で感じたことを報告する学生たち。感じた諏訪の良さは共通点が多かったことが面白かった▼観光客増へアニメなどに登場する土地に足を運ぶ「聖地巡礼」の客を呼び込むことを複数のグループが挙げた。市内の立石公園は、アニメ映画「君の名は。」に出てくる場面に似ていると評判になったからだ。そして温泉の活用。「組合員以外の観光客らも使える日を設定するのはどうか」。地元組合員対象の共同浴場を開放すれば観光客は増えると提案した▼さらに長所に挙げたのが風光明媚なところ。諏訪地域を訪れるきっかけづくりとしてインスタ映えする風景の発信が大切という。地元の景色が若者に魅力的に映ると知り、安心した▼一方で国道沿いに立ち並ぶ酒蔵は、趣のある建物の重厚感が逆に「入るのに勇気が必要だった」という人もいた。地元住民が当たり前と思っていることもさまざまな見え方、感じ方がある。若者視点で新しい価値を吹き込めば、まちづくりに変化を生み出せる。

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