大粒の涙ヒツジとのお別れ会 伊那小3年森組

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涙を拭い、育ててきたヒツジとの別れを惜しむ児童ら

伊那市伊那小学校の3年森組は2日、敷地内で懸命に育ててきたヒツジ3匹とのお別れ会を開いた。新型コロナウイルスの感染防止策として3日から始まる臨時休校に伴い、予定を早めての実施。児童31人は大粒の涙をこぼしながらヒツジの家族をトラックの荷台に乗せ、いつまでも手を振って見送った。

命の尊さを学ぼうと、児童は2年前にヒツジの飼育を始めた。佐久市の牧場メリーランドから雌と雄1匹ずつを預かり、待望の出産にも立ち会った。今年に入って雌の妊娠が新たに分かり、赤ちゃんヒツジを一目見たいとの葛藤もあったが、話し合いを重ねて別れを決めたという。

最後の日を迎え、全員で草をケーキの形に整え、ヒツジたちにプレゼント。ふわふわの体毛をブラシでとかしてあげたり、優しく抱き締めたりして別れを惜しんだ。子どもたちのむせび泣く声が広がると、ヒツジたちは「メエエー、メエエー」としきりに鳴いて応えた。

清水遼多君(9)は「命を育てる大切さや責任について学んだ。ぼくたちのことを忘れずに幸せに暮らしてほしい」。早川侑花さん(9)は涙声で「お腹にいる赤ちゃんが元気に生まれるといいな。もう会えなくなるけれど、どうか元気で」と願っていた。

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