オオタカ大空へ 保護し回復 岡谷で放鳥

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林正敏さんの腕から放たれ、翼を広げて勢いよく空に飛び立つオオタカ

茅野市豊平の工場で2月27日、動けなくなっていたところを保護された県絶滅危惧II類のオオタカ(雄)が回復し、7日、岡谷市郊外の塩嶺御野立公園で放鳥された。オオタカを保護した県諏訪地域振興局林務課職員と、オオタカの世話をした県の野生傷病鳥獣救護ボランティアの林正敏さん(76)が自然界に送り返した。

オオタカは全長約50センチ、翼を広げると約1メートル。カラスに追われて工場のガラス窓にぶつかり地面に落下していたところを、近くに住む会社員の緒方美穂さん=茅野市湖東=が見つけ、茅野署に預けた。オオタカは目を開けていたが動くことができなかったため、同署から連絡を受けた同課が林さんに救護を依頼した。

林さんによると、骨折などの目立った外傷は見られず、ガラスにぶつかった影響で脳振とうを起こしていたらしい。林さんが自宅などで世話し、保護して2日間は鳥小屋に入れた鹿肉を食べなかったが、3日目以降は自ら餌を食べるまで回復した。

放鳥では、林さんが腕から放つと、オオタカは青黒色の翼を広げ、公園の東に向って飛び立った。枝の間を縫うように素早く飛び、近くの松の上に止まった。林さんは「枝の間を飛ぶのは欠陥があるうちはできない飛び方。元気になってほっとした」と話していた。

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