2020年3月13日付

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手元の辞書には「美食術」「料理法」などと記されている。古代ギリシャ語の「ガストロス(消化器)」と「ノモス(学問)」が語源との記述も見つけた。最近耳にする「ガストロノミー」。どこか学術的な響きが印象的だ▼昨年秋に駒ケ根高原で開かれた「ONSENガストロノミーウオーキングin長野・中央アルプスみなこい~駒ケ根・宮田編」が最高賞に選ばれた。上伊那地方南部4市町村が連携する伊南DMO準備会が企画。初挑戦で“日本一”に輝いた▼散策しながら地域の食や文化、温泉を楽しむ催し。健康的に学ぶスタイルで人気を集めているという。駒ケ根高原には全国から544人が参加。約9キロを歩き、途中7カ所で「サーモンのいくら丼」「黒ごまうどん」、ブドウ、はちみつ、地酒といった地元グルメを楽しんだ。表彰では多彩な品ぞろえに加え、質の高いもてなしが評価を受けた▼この地域はマラソン大会の評価も高い。人気投票のハーフマラソンの部で、一昨年は信州なかがわハーフ、信州駒ケ根ハーフが全国1、2位に。個性的な飯島町米俵マラソンも人気だ。いずれも沿道の声援やボランティアなど、やはり温かなもてなしが強い支持を得ている▼地元に住んでいると分かりにくいが、この「おもてなし」こそが他に誇れる「地域の宝」なのでは。どこに秘密があるのか。学術的に研究して磨き上げる価値があるかもしれない。

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