2020年3月20日付

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夕方になると高校生がフロアのテーブル席で学習する姿が目立つ。「オープンするまでは駅で待つしかなかった。快適に勉強ができてありがたい」。生徒から放課後の居場所として好評を呼んでいる▼諏訪市のJR上諏訪駅東口に昨年5月開所した「駅前交流テラスすわっチャオ」。テーブル席のあるフリースペースのほか、バンドスタジオ、キッズコーナーなど約10の機能があり、「多機能・多世代・多目的」での活用を狙う▼すわっチャオが入る商業ビルがオープンするまで、旧まるみつ百貨店閉店から8年を費やした。まるみつの隣にあった旧商業ビルは権利関係が複雑といった事情もあって、進展には時間を要した。折衝に時間がかかることを頭では理解はしていても、動きが目に見えずにもどかしさを感じることもあった▼入館者数は20万人を超えて順調に推移している。具体的な機能の検討に当たっては市民約30人がワークショップ形式で意見を交わした。高校生の居場所を│という声はその中から生まれた。最近は居場所だけでなく、高校生発の写真展も開かれている▼開所してもうすぐ1年。機能別にみると利用者が少ないスペースがあり課題に挙がる。これまで来場したことのない人に足を運んでもらう工夫は引き続き重要。駅前のにぎわい創出につながるのか周辺商店街への波及効果の検証も欠かせない。今後も関心を寄せていきたい。

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