2020年04月16日付

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「見えない敵と最前線で闘っているのは医療従事者。彼らの家族が差別や偏見に苦しんでいると聞く。あってはならないことだ」。新型コロナウイルスの感染から復帰した日本サッカー協会の田嶋幸三会長がウェブ上で訴えた。心ない行為を嘆くとともに、物資補給を含め最大限の支援を求めた▼差別や偏見を許さず、新型コロナに正しい知識を持ってもらおうという取り組みが進んでいる。茅野市教委は小中学生向けのテキストを作った。子どもたちに伝わるよう分かりやすい言葉とイラストを交えて▼もし、あなたのお友だちや近くに住む人が感染したとしても感染した人のせいではない-。感染を広めないために自分のできることは何か考えてみようと子どもたちに語り掛ける▼小紙で随時掲載している「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」。諏訪中央病院の玉井道裕医師が作成し、フェイスブックで紹介するなどして話題となった。玉井医師は「意図的に感染を広げる行為は悪ですが、意図的でなく感染してしまった人は悪ではありません」と指摘する▼ある洋菓子店は、この説明書を印刷して店内に張り出した。インターネットを利用しない高齢者にも知ってほしいとの思いからだ。もはや医療従事者の力だけではウイルスに立ち向かえそうにない。「一人ひとりができることをすることが大事」。玉井医師の言葉をかみしめたい。

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