10年かけ全整備終了 下諏訪町の赤砂崎公園

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最後に完成した赤砂崎公園の右岸広場

下諏訪町が2010年度から10カ年計画で砥川河口の赤砂崎で整備を進めてきた「赤砂崎公園」が完成した。諏訪湖と信州の山並みを望む絶好の場所に町都市計画公園事業として整備。町民の憩いの空間としてだけでなく、諏訪湖周地域の防災力向上に向けた広域防災拠点機能を有する複合的な公園になった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、26日に予定していた完成式は延期するが、同日から供用を開始する。

整備地は、かつての旅館跡地で、当初民間事業者による開発が計画されていたが、景気低迷などのあおりを受けて計画が頓挫した。1999年度から民間との協働などでのプロジェクト検討が始まり、2010年度に公園整備の事業化が決定。12年度に住民意向調査を実施し、計画に反映した。

公園全体のコンセプトは「五つの輪(和)―野の花の中に五つの輪が浮かぶ」。▽野の草や花をちりばめた自然なままの公園▽季節感を楽しめる公園▽エリアごと特徴的な人が集う場所▽災害時に避難できる公園―などを掲げ、建築家の伊東豊雄さんが基本構想の設計を手がけた。

事業面積は約7・6ヘクタール、総事業費は約29億4800万円(うち国費は10億4100万円)。2012年度から工事が始まり、14年度に防災ヘリポート広場、15年度に親水広場および多目的広場、16年度に多目的グラウンドがそれぞれ完成し、17年度に左岸区域全体が竣工した。

右岸地域は17年度に着工。広場や展望丘、各種遊具の整備のほか、公衆トイレ兼防災倉庫の建設などを進め、今年3月27日に竣工検査を終え、事業全体が完了した。

同公園は、県広域受援計画において、災害応急対策活動の広域応援を受けるために設置される広域防災拠点に指定され、広域応援部隊が後方支援する救助活動拠点、航空搬送拠点としての役割も担う。災害時には非常用トイレとなる1日約380人分の排せつ物の貯留が可能な「地下収納式トイレ」、約300人分の炊き出しを可能にする「かまどベンチ」も備えている。

町建設水道課は、当面の間は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大人数(団体など)の利用や園内での飲食の禁止。3密を防ぐなど、ルールを守った利用を呼び掛けている。

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